ワインの飲み頃とは


ワインは熟成のタイプによって、最もコンディションのいい時期、
つまり飲み頃というものがある。

これを間違えると、どんなに優れたワインでも
真の価値を発揮することはできない。

ワインを買うときは

・ヴィンテージによる飲み頃
・ボトル診断による飲み頃

に注意しながら、今まさに「飲み頃」のものを
選ぶようにしたい。

ヴィンテージによる飲み頃


輸入ワインのラベルにはほとんどの場合、
ぶどうの収穫年であるヴィンテージが明記されている。
熟成による飲み頃を知るうえで、これは
欠かせない判断材料である。

[ヌーヴォー・ワイン]
ぶどうを収穫してから数カ月以内に製造した新酒で、
ブルゴーニュ地方のボージョレ地区のものが代表格。
ヴィンテージと同じ年の内に飲みきってしまう方がよい。

[早飲みタイプのワイン]
ガメィ種からつくるボージョレ地区の赤や、
ロワール地方などのワインは、瓶熟させない
ライトボディタイプが多い。
これらはヴィンテージから1〜3年が飲み頃。

[熟成タイプのワイン]
ブルゴーニュ地方の特級畑銘柄は、
白ならヴィンテージから少なくとも8年以上、
赤なら10年以上たってからが飲み頃。
またボルドー地方の有名シャトー銘柄や、
ソーテルヌ地区でつくられる極甘口の貴腐ワインなどは、
10年以上(中には20年以上)たって
飲み頃を迎えるものもある。

[シャンパン]
シャンパンにはヴィンテージが明記されているものと
そうでないものがあるが、ともに店に陳列されているものは
いつでも飲める。
シャンパンは他のワインと違い、出荷した後は
瓶の中で熟成しないため、入手したらなるべく
早く飲んでしまうほうがよい。
日本人術後4〜5年が限度である。

[フォーティファイド・ワイン、フレーヴァード・ワイン]
シェリーやポートなどアルコール度を強化した
フオーテイファイド・ワイン(酒精強化ワイン)は、
初めから長期保存を目的に製造されている。
したがって、店に出ているものならいつでも飲める。
しかし10年もの20年ものといったクラシックなタイプを
買うときは、飲み頃を専門店に相談するほうがよい。
また、独特の香味付けをしたヴェルモットなどの
フレーヴァード・ワイン(アロマタイズド・ワイン)は、
個々に熟成のタイプが異なるが、いずれも出荷されたときが
飲み頃である。

[日常用のテーブルワイン]
テーブルワインの中でも、異なったヴィンテージの
ワインをブレンドしたタイプのものは
大量消費を前提につくられている。
したがって、店に陳列されているものはいつ飲んでもよい。

ボトル診断による飲み頃


ボトルを光に透かしてみることによって、
ワインがよい状態にあるかどうかを判断することができる。

光に透かしてみたとき健全なワインは、
若いものでも熟成を経たものでも、
透明感があって生き生きと輝いている。
くすんだり濁ったりしていたら、
それは病んでいる証拠。避けたほうがよい。

白ワインの中に、ときおり氷砂糖を砕いたような
細かい物質が見えることがある。
これは酒石といって、酒石酸とカリウムが結合したもの。
「ワインのダイヤモンド」とも呼ばれ、有害なものではない。

また年代物の赤ワインの中には、しばしば澱(おり)が
沈殿していることがある。
澱は色素や渋みの成分であるタンニンなどが結合したもの。
ワインの年輪のようなもので、熟成を重ねた証である。
特に心配することはないが、飲むときはデキャンタージュ
して取り除くほうがよいだろう。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。