ぶどうの品種


■よいワインはよい品種から

ワインの色・香り・味わいは一本一本微妙に異なり、
非常に個性的である。そういった個性の違いは
どこからくるかというと、実はぶどうの品種によるところが
大きいのである。

ワインを知るには、まず品種を勉強するのが早道だ。
それにはいろいろな品種を飲み比べてみるのが一番。
ワインには単一の品種からつくられる単醸ワインと、
複数の品種からつくられる混醸ワインとがあるので、
もちろん単一品種のもので試すとよい。

単醸ワインはカリフォルニアやドイツ、フランス・アルザス地方
などでつくられている。

品種の特徴がわかるようになると、たとえ銘柄がわからなくても
「シャルドネ種でおすすめのものを」とか
「ピノ・ノワール種で飲み頃のものを」というように、
品種名だけで好みのワインを手に入れることができる。

■ぶどうの代表的品種

ぶどうの品種は全世界に5,000種以上ある。
その中でワインの原料になるものは約100種類。
また同じ品種でも、国や地域によって名称や味わいが違う。
ここで紹介するのは、日本で飲まれることの多い
代表的な品種である。

【赤ワイン用品種】

・カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)
ボルドー地方の最優良品種。複雑で深い味わいのワインを産む。
ボルドーでは他の品種と混醸するが、カリフォルニアでは単一の
ものの評価が高い。

・メルロ(Merlot)
ボルドー地方の最良品種のひとつ。サン・テミリオンや
ポムロール地区で主に用いられ、肉厚でコクのある良質な
ワインを産む。カベルネ・ソーヴィニヨンと相性がいい。

・シラー(Syrah)
フランスのコート・デュ・ローヌ地方やオ
ーストラリアで栽培されている品種。深紅
色を帯びたタンニンの多い重い飲み口のワ
インを産む。

・ピノ・ノワール(Pinot Noir)
フランス・ブルゴーニュ地方の最優良品
種。単一で用いられ、ビロードのようなき
め細かい味わいのワインを産む。シャンパ
ーニュ地方でも用いられる。

・ガメイ(Gamay)
ブルゴーニュ地方ボージョレ地区の赤ワインに用いられる品種。
花崗岩質の土壌で最もよく生育し、フルーティで
ライトな味わいを醸し出す。

・テンプラニーリョ(Tampranillo)
スペイン・リオハ地方の代表的品種。
繊細で大変香りがよく、コクのある良質のワインを産む。
スペイン産ぶどうのスター的存在である。


【自ワイン用品種】

・シャルドネ(Chardonnay)
フランス・ブルゴーニュ地方やカリフォルニアの代表的品種で、
非常に優れた辛口ワインを産む。
シャンパ一二ュ地方の最優良品種のひとつでもある。

・ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)
ボルドー地方やロワール地方の品種。
ボルドーではセミヨン種と混醸されるが、ロワールでは単独で
用いられ、さわやかな酸味の辛口ワインを産む。

・ミュスカデ(Muscadet)
フランス・ロワール地方のナント地区周辺で栽培されている。
ブルゴーニュ出身の霜害に強い品種で、
フレッシュで軽い辛口タイプのワインを産む。

・セミヨン(Semillon)
フランス・ボルドー地方のグラーヴやソーテルヌ地区で
多く栽培されている。
ソーヴィニヨン・ブラン種と混醸され、辛口にも甘口にも用いられる。

・リースリング(Riesling)
ドイツやフランス・アルザス地方の代表的品種。
さわやかな果実味と豊かな酸味を持った秀逸なワインを産み、
長期熟成にも耐える。

・ゲヴュルツトラミネール(Gewurztraminer)
ゲヴュルツはスパイスを意味するドイツ語。
フランス・アルザス地方やドイツなどで多く使われる。
ライチのような独特の芳香があり、味はまろやか。
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